「サイコロジカル・ゼロ・エイド」を効果的に活用いただくために
日本精神保健看護学会災害対策委員会では、2021年度より「災害への備え」の一環として、平時からの“顔の見えるネットワークづくり”を目的とした活動を進めてまいりました。その取り組みの成果として開発された「サイコロジカル・ゼロ・エイド」は、皆さまが身近な場で災害に関する研修会を開催する際に、ご活用いただけるプログラムです。
本プログラムは、単に知識を提供することにとどまらず、災害への備えについて心構えを持ち、さらにグループワークを通じて交流を深め、ネットワークを広げていくことを目的としています。「サイコロジカル・ゼロ・エイド」をより効果的に活用していただくためのエッセンスを、以下にまとめました。ぜひご一読のうえ、広く活用・普及していただけますと幸いです。
「サイコロジカル・ゼロ・エイド」とは
「サイコロジカル・ファースト・エイド」は、災害初期の精神的苦痛への対応として広く知られるようになりました。これに対し、本プログラムは、災害発生時の初期対応である「ファースト・エイド」よりもさらに前の段階、すなわち「何も起きていない時点(=ゼロ)」に着目し、「何かが起こる前の平時」に備えることを目的として、和製英語である「サイコロジカル・ゼロ・エイド」と名づけました。
プログラムの構成
本プログラムは、動画とグループワークの2部から構成されています。どちらも重要ですが、災害に備えたネットワークづくりという点で、研修会におけるグループワークは不可欠であると考えています。なお、動画は以下のように4つの内容で組み立てられており、38分で視聴できます。
動画の内容と視聴時間
| Psychological・Zero・Aidが目指すもの | 5分 |
| 災害でおきるメンタルヘルスの諸問題 | 10分 |
| 支援すること・支援を受けることについて | 18分 |
| グループワークのオリエンテーション | 5分 |
様々な場での活用方法
本プログラムは、様々な場で活用して頂くことを想定して作成しました。例えば、院内での災害に関する勉強会や、大学などの教育機関が精神科病院や訪問看護ステーションなど実習機関に声をかけて行う研修会、地域の関係機関や看護協会などと共同して開催する災害に向けたセミナーなどでも、実施して頂ければと思います。
参加するメンバーや実施時間など状況に応じて、グループワークの展開方法を工夫することができます。以下に、60分バージョン、90分バージョン、120分バージョンでの展開の仕方を例示しますので、参考にして下さい。
様々な展開
| 60分バージョン | 90分バージョン | 120分バージョン |
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動画視聴
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動画視聴
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動画視聴
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| 同じ職場内で、短時間に実施する場合を想定しました。参加者が各自で動画を視聴し、グループワークに参加することで短時間での研修も可能です。 | 初対面のメンバーも同席することを想定し、簡単に自己紹介を行った上で、グループワークを行い、最後に各グループからの意見を共有します。 | 多機関から参集し、この会をきっかけに連携できる関係を築いていこうとする場合を想定しました。グループでじっくり話し合える時間をとると共に、各グループからの意見も、丁寧に共有できる展開です。 |
プログラムに参加された方々の感想
- 受援力という言葉が印象的でした。
- 支援をする側、受ける側と、心構えの話が印象に残りました。
- 事前の備え、人とのつながりも事前につくっておくことが大事だなと感じました。
- 平時からのネットワークづくりの必要性を実感しました。
- それぞれの体験や課題に感じていることを知る機会になって良かったです。
- 仕事に戻って、自治体内の精神科訪問看護ステーション対象の研修会にいかしていきたいと思います。
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