日本精神保健看護学会会員の皆さまへ
秋も深まり、朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。さて、「e-Mailニュースレター」第109号をお届けいたします。ぜひご一読いただけましたら幸いです。
- 理事長より(一般社団法人日本精神保健看護学会 理事長 武用 百子)
- 理事会報告(総務委員会 委員長 的場 圭 ・ 副委員長 矢山 壮)
- 高度実践看護師活動推進委員会主催「実践を研究につなげるためのヒント」研修会のご案内(高度実践看護師活動推進委員会 委員長 松村 麻衣子)
- 日本精神保健看護学会第37回学術集会・総会の開催に向けて(日本精神保健看護学会第37回学術集会・総会 会長 寺岡 征太郎)
1.理事長より
一般社団法人日本精神保健看護学会
理事長 武用 百子(大阪大学)
災害時に、精神保健看護の専門学会としてできること
熊本で発生した地震を受け、日本精神保健看護学会では、被災された方々、そして支援に携わる方々に役立つ情報を学会ホームページ等を通して発信してきました。
災害が発生したとき、精神保健看護の専門学会として何ができるのか。今回、改めて考える機会となりました。被災地では、発災直後だけでなく、その後の生活や復旧・復興の過程においても、さまざまなこころの問題が生じます。また、被災された方々を支える支援者自身への支援も欠かすことができません。本学会には、こうした時期ごとに必要となる信頼できる情報を整理し、精神保健看護の専門的な視点から届けていく役割があると考えています。
同時に、今回の経験を今後につなげることも重要です。本学会がこれまで蓄積してきた災害時の精神保健看護に関するガイドラインについても、近年の知見や災害支援の経験を踏まえ、改めて見直しを進めていきます。
そして、すでに本学会が取り組んできた災害への備えの一つに、“サイコロジカル・ゼロ・エイド”があります。これは災害対策委員会が2021年度から進めてきた、平時からの“顔の見えるネットワークづくり”を目的とした活動から生まれたプログラムです。身近な地域や職場での研修を通して、災害への心構えを持ち、人と人とのつながりをつくっていくために、ぜひ活用していただきたいと思います。(https://japmhn.jp/a/3210)
災害時の支援と平時からの備えは、切り離されたものではありません。今回の経験を次の備えへとつなぎながら、精神保健看護の専門学会として何ができるのかを、会員の皆さまとともに考え続けていきたいと思います。
2.理事会報告
総務委員会
委員長 的場 圭
副委員長 矢山 壮
2026年5月11日(月)に2026年度第1回理事会、2026年6月4日(木)に2026年度第2回理事会、2026年6月21日(日)に2026年度第1回代議員会、2026年7月17日(金)に2026年度第3回理事会を開催致しました。以下ご報告申し上げます。
- 第1回理事会にて、会員選考規定の改定案が審議され、第1回代議員会にて承認されました。
- 第2回理事会にて、代議員会、総会の議事進行に関する確認が行われました。また、2025年度の事業報告及び2026年度の事業計画の検討も行われました。
- 第1回代議員会にて、2026年度事業計画および2026年度予算が報告されました。また、会員選考規定の改定、会員管理システム(マイページ)の移行が承認されました。
〇マイページ登録内容確認のお願い
2026年10月1日より会員マイページが新しいシステムに移行されました。ご登録情報は旧マイページにご登録の内容が新マイページへ引き継がれております。ご登録内容をご確認下さい。
本学会の活動、他学会・団体からの情報などを登録しているメールアドレス宛に送信しています。また、年会費の振り込み案内などは登録している住所に郵送しています。新年度の異動などに伴い変更がありましたら、学会HPのマイページにて会員情報の登録内容をご確認ください。マイページ内の“お知らせ”からは、事務局より過去に送信したメールの内容もご覧頂けます。
なお、会員情報の経歴情報欄に、「専門・認定看護師資格の保有」や「特定行為研修に関する情報」などの入力項目がございます。お手数をおかけいたしますが、マイページより情報のご確認と必要事項のご登録をお願いいたします。
3.高度実践看護師活動推進委員会主催「実践を研究につなげるためのヒント」研修会のご案内
高度実践看護師活動推進委員会
委員長 松村 麻衣子(大阪信愛学院大学)
高度実践看護師活動推進委員会企画の研修会について、ご案内申し上げます。本研修会は、臨床での実践を研究へと展開した事例を通して、実践を研究につなげるきっかけやプロセス、その中での苦労や工夫について理解を深め、日々の実践から研究への一歩を踏み出すための具体的なヒントを得る機会とすることを目的としています。
修士課程で研究について学んだものの、いざ日々の実践を研究につなげようとすると難しさや壁を感じることもあるのではないでしょうか。高度実践看護師(APN)には研究に取り組む力が求められ、専門看護師(CNS)の更新においても研究発表が必要となる中、実践と研究をつなぐ力を育むことは、ますます大切になっています。本研修会を、ご自身の実践を研究へと発展させるきっかけとしていただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
| テーマ | 実践を研究につなげるためのヒント―経験者からその工夫や苦労を聞き、研究への一歩を踏み出そう― |
| 演者 | 市川久美子 先生(大阪大学大学院 医学系研究科):リエゾン精神看護領域から 土岐弘美 先生(香川県立保健医療大学 保健医療学部):狭義精神看護領域から |
| コメンテーター | 瀬戸屋希 先生(聖路加国際大学大学院 看護学研究科) |
| 日時 | 2026年12月9日(水)18:30~20:00(18:15~入室開始) |
| 会場 | オンライン開催(Zoom) ※ Zoomのご案内は12月初旬に配信予定です |
| 対象者 | 高度実践看護師および高度実践看護師を目指す方をはじめ、看護師の皆様 |
| 定員 | 70名 |
| 参加費 | 会員1,000円、非会員2,000円 |
| 申込期限 | 2026年11月24日(火)17:00 |
| 入金期限 | 2026年11月30日(月)17:00 ※ お申し込み後、自動返信メールにて振込先口座をご案内します。ご入金の確認をもって受付完了となります。期限までにご入金が確認できない場合は、自動キャンセルとなりますのでご注意ください。 |
お申し込みはこちらから
お申込みフォーム
https://survey.mynavi.jp/cre/?enq=seLyw%2bcmhCI%3d
お問い合わせ:松村麻衣子(大阪信愛学院大学)matsumuram@osaka-shinai.ac.jp

4.日本精神保健看護学会第37回学術集会・総会の開催に向けて
日本精神保健看護学会第37回学術集会・総会
会長 寺岡 征太郎(帝京大学)
2027年5月29日(土)・30日(日)、帝京大学板橋キャンパスにて、第37回学術集会・総会を開催いたします。
今回のテーマは、「未来へ拓く精神保健看護―誰もが抱える脆弱性を手がかりに―」です。
私たちは日々の実践のなかで、患者さんやご家族の苦悩や生きづらさに向き合うと同時に、「これでよかったのだろうか」「もっとできることがあったのではないか」と迷い、揺らぐことがあります。私自身を振り返っても、実践や研究、教育を前に進めてくれたのは、うまくいった経験だけではなく、むしろ、そうした迷いや葛藤だったように感じています。
本学術集会では、「脆弱性」を単なる弱さとしてではなく、人と人とがつながり、新たな実践や研究が生まれる手がかりとして捉えたいと考えています。
そのような思いは、今回のポスターにも込めました。ポスターには、アール・ブリュットアーティスト HIROMI RETRIEVER 氏の作品を使用しています。「生きていく中で感じる弱さや脆さ、そしてそこから未来へ向かう希望や力強さ」を表現していただきたいとお願いし、本学術集会のために制作していただきました。豊かな色彩と力強い表現から、皆さまは何を感じ取られるでしょうか。
学術集会当日には、アール・ブリュット作品の展示も予定しています。ぜひ、こちらも楽しみにしていただければと思います。
https://med-gakkai.jp/japmhn37th/poster/

そして、10月21日より一般演題・ワークショップの募集が始まりました。研究成果はもちろん、実践から生まれた問い、新たに取り組んでいる実践、教育や地域での試みなど、さまざまな経験や知をぜひお寄せください。
一つひとつの実践や研究を持ち寄り、語り合うことそのものが、精神保健看護の未来を拓く力になると考えています。
多くの皆さまからのご応募、そして来年5月、板橋で皆さまとお会いできることを、企画委員一同、心より楽しみにしております。
学術集会HPにもご訪問ください
https://med-gakkai.jp/japmhn37th/
トップページより、学術集会をご紹介する動画をご視聴いただくことができます
ニュースレターに関する感想やご意見などは、下記の連絡先にメールでお寄せください。
広報・国際交流委員会(木戸芳史、青木裕見、異儀田はづき、小澤亜希絵、関本朋子、増田郁美、矢野裕佳子)
連絡先 ykido[a]hama-med.ac.jp [a]を@にしてお送りください
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