実践の質向上委員会 委員長
岡田佳詠(国際医療福祉大学 成田看護学部)
実践の質向上委員会では、2024年11月9日(土)13時~16時、オンライン(Zoom)にて、3年未満研修会「対話の⼒を育む精神保健看護のコミュニケーション」を開催いたしました。アンケート結果は別紙の通りです。ご参加いただいた方、担当いただいた委員の皆様に心から感謝申し上げます。
実践の質向上委員会 2024年度3年未満研修実施報告
1.開催日時:2024年11月9日(土)13時~16時
2.研修開催方法:オンライン(Zoom)
3.テーマ:対話の力を育む-精神保健看護のコミュニケーション-
4.研修対象:病院に限らず精神保健看護領域の経験が3年未満の看護職
5.参加費:無料
6.研修目的
- 受援力(他者に助けを求め、快くサポートを受け止める力)や、ケアのための対話のスキルを学び、対話の力を育む
- 日頃の実践を振り返り、周囲も自分も大切にするコミュニケーションを共に考える
7.研修内容
- あなたはどのように助けをもとめていますか
- 受援力について考える
- 周囲と自分を大切にするために知っておくといいこと
- ケアのための対話のスキル~相手も自分も大切にしながら対話する~
- ディスカッション~受援力を発揮して困りごとを相談してみよう~
8.担当委員
- 研修担当・ファシリテーター:石塚真美・柴田いつか・森内加奈恵・天野敏江
- ファシリテーター:榎戸文子
- ブレイクアウトセッションフォロー、副委員長挨拶:根本友見
9.参加者数
- 申し込み者数 :28名
- 当日参加者数:22名(欠席6名)昨年度より5名増加
10.所属
- 病院・クリニック :19名
- 訪問看護ステーション: 1名
- 居宅介護支援事業所 : 1名
- フリー:1名
11.経験年数
- 1年未満:11名
- 1~2年 :10名
- 2~3年 :1名
12.研修会を知った方法
- 勤務先からの案内:14名
- 学会のSNS :2名
- 研修会チラシ :2名
- 学会メール :1名
- 学会ホームページ :1名
- 知人からの案内 :1名
- その他 :1名
13.アンケート結果(回答数:15)
印象に残った内容、難しかったことなど
- 講義を踏まえた良いグループワークになりました
- 今回は良い学びをありがとうございました。
- 受援力という言葉を聞いたことがなかったので勉強になった。現場の悩み事を共有して共感が得られたので気持ちが軽くなった。
- 参考になりました
- 新人のときに頼るところを知っていたら、少し気が楽になっていたのかなと惜しいきがしますが、先輩の立場になって行く時に、今回のことを思い出したいと思いました。
- 1つ目のワークは単純明快でワークの目的に到達できた感覚がありました。一方で、2つ目のワークはワークの目的に辿り着かない印象がありました。
- ノンアサーティブの傾向があると感じているので、みかんていいなを意識して取り組みたいと思いました。また、中堅スタッフとして、後輩の受援力のバリアを取り除くような関わりも必要になってくるのかと感じました。ソクラテス式質問法を取り入れるのは訓練がいると思いましたが、少しずつ臨床で実践していきたいと思います。関係をONにする会話は比較的取り入れやすく感じたので、まずはそこから始めてみようと思います。
- ありがとうございました。
- 患者さんとの関係をONにする対話を学び、今まで自分は患者さんとどのようなコミュニケーションをとっていたかを振り返りながらお話を聞くことができました。
- ディスカッションでは、それぞれの体験や思いを共有でき、大変貴重な時間となりました。
- 今回の研修での学びをこれからも実践に活かし、より良い看護を実践できるよう、日々学んでいきたいと強く思うことができました。
今後取り上げてほしいテーマ、委員会へのご要望など
- 看護師の患者に対する陰性感情等がテーマの研修がありましたら、ぜひ参加したいです。
- 虐待などの問題のある環境への対応
- トラウマインフォームドケア