委員長 東京女子医科大学
田中美恵子
災害支援特別委員会では、2012年6月の総会以降、次のような活動を行いました。
2012年7月1日に神戸で開催されましたWHO The 9th International Conference with the Global Network of WHO Collaborating Centres for Nursing and Midwiferyにおいて、本学会の災害支援活動について発表を行いました。
2012年8月9日には、広島大学で開催されましたINU(International Network of Universities)世界展開力推進事業(看護サマーセミナー)において、「東日本大震災後に日本の看護者はどのように動いたのか、日本看護系学会協議会, 日本精神保健看護学会の活動から」のテーマのもと、講演をいたしました。講演資料はこちらのページよりご覧いただけます。
2012年8月20日、21日に、岩手県宮古合同庁舎において、震災後の心のケアについて、宮古の地域の方々および宮古地域心のケアセンター職員を対象として、宮本真巳先生を講師とした研修会を開催しました。気仙沼看護師支援プログラムとして、「災害における看護師の心のケア(宮城県看護協会気仙沼支部との共催)」(2012年10月22日)を開催しました。
2012年11月17日(土)10時~17時には、宮城大学大和キャンパスにて、「健康と復興まちづくりを考えるシンポジウム」(主催宮城大学:文部科学省補助事業大学等における地域振興のためのセンター的機能整備事業「南三陸町コミュニティ復興支援プロジェクト」)が開催されました。復興まちづくりは、建築・都市計画の関係者だけでなく、医療・産業等の関係者等、分野を超えた関係づくりが必要との趣旨で企画されました。日本精神保健看護学会では、本シンポジウム分科会「これからの心のケアのあり方を考える-震災から1年半を経過した今、被災者の心のケアと課題」として、被災地で支援をしている他職種とともに、被災者のこころのケアについて検討しました。
2013年度は、「東日本大震災における被災地の精神科病院看護師の体験に関する研究(日本精神保健看護学会研究助成)」での減災対策に役立つ知識の明確化について検討をしました。
2014年度は、「災害時の精神科病院での看護の指針の検討」、「東日本大震災における精神科看護師たちの経験」セミナーの開催(教育活動委員会・災害支援特別委員会共催、2014年12月6日)、「国連防災世界会議パブリックフォーラム東日本大震災からの復興と生活再建のための看護系学会の活動」(日本看護系学会協議会主催)での発表(2015年3月14日)をしました。
2015年度は、日本精神保健看護学会第25回学術集会「東日本大震災における精神科看護師たちの経験(災害支援特別委員会活動報告)」(2015年6月27日)での発表、「精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブック」の発行をしました。ハンドブックはこちらのページでご覧いただけます。
(災害支援特別委員会委員:阿部幹佳、安保寛明、宇佐美しおり、大川貴子、木戸芳史、小山達也、高橋葉子、田中美恵子、近澤範子、長谷川雅美、濱田由紀、山内典子)