災害支援特別委員会

東日本大震災で被災された方々へ心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

このたびの災害による被害と犠牲は、 私たち日本人の生活と心を根本的に揺るがしかねないほどの甚大なものであり、 被害に遭われた方々の心痛と悲しみは言葉には尽くせないものと存じます。

同時に、家や家族を失い悲しみのどん底にありながらも、 自制心や思いやりや希望を失わず避難所での生活を送る方々の姿や、 不眠不休で自分の役割を全うしようとする方々、さまざまな困難をも顧みずに支援を続ける方々の姿を目にするにつけ、 日本人の心の強さ、優しさ、美しさをもまた再認識させられます。 また人と人との絆の尊さや連帯感の大切さも認識させられます。

災害支援と復興支援はまだまだ長期的になると見込まれますが、 この未曾有の災害に対し、日本精神保健看護学会においても、少しでも災害支援に役立つための活動を行いたいと、 このたび「東日本大震災対策事務局」を立ち上げることにいたしました。

災害による二次的な心の健康被害を少しでも減らし、 被災者や支援者の方々が心の健康を保ち、あたり前の生活を少しでも早く取り戻すことができますよう、 学会として、「こころのケア」に関する情報の発信、研修会の実施等の活動を行ってまいりたいと存じます。

私たちがこの大きな不幸と試練を一丸となって乗り越え、 よりこころ豊かな日本社会を築いていけますよう、ご一緒に活動をしてまいりたいと存じます。

平成23年3月21日
日本精神保健看護学会 理事長
田中 美恵子

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災害支援特別委員会  担当 小山


2011年9月13日更新